朝ごはんの主役が…硬くて黒い謎物体に!私の卵焼き黒歴史
簡単そうで難しい、朝の顔
料理って、レシピ通りにやればできるんでしょ?…なんて、完全にナメていました。特に「卵焼き」!朝ごはんの定番だし、お弁当にも絶対入れたいかわいいヤツ。くるくる巻くだけでしょ?って、完全に油断してたんです。
あの頃の私は「料理できる系女子」に憧れていて、まずは手軽そうなものから、と卵焼きに目をつけました。SNSで見る、あのツヤツヤで綺麗な黄色の卵焼き。よし、これをマスターすれば、私も朝から優雅な気分になれるはず!意気揚々と、卵と調味料を準備したんです。
レシピ通りのはずが…?
レシピには「卵を溶いて、砂糖や醤油などで味付けし、フライパンに油をひいて流し入れ、固まってきたら手前から巻く」と書いてあります。うんうん、シンプル!これなら私にもできる!
まずは卵をボウルに割り入れ、砂糖と醤油を少々。ちゃんと混ぜて…よし。 次にフライパンに油を。レシピには「適量」とあるけど、適量ってどれくらい!?とりあえず少なめに…これでいいかな?
火をつけて、温まったフライパンに卵液をジュワ〜っと。おぉ、なんかそれっぽい! 端っこが固まってきたので、いざ、第一回目の巻く作業!
…あれ?破れる?なんで?
しかも、フライパンに卵がくっつき始めてる気がする…。慌てて菜箸で押さえつけながら無理やり巻こうとするけど、全然うまくいきません。ぐちゃぐちゃです。
その間にも、フライパンの底からは怪しい煙が立ち上り、焦げ付く嫌〜な匂いが…。火加減、強すぎた!?慌てて弱火にするも時すでに遅し。最初に流し入れた部分がどんどん黒くなっていくのが見えます。
衝撃の最終形態
なんとか第二弾の卵液を流し込み、破れた部分を誤魔化しながら巻いて…また破れて…を繰り返し、最終的に出来上がった物体は…。
SNSで見たツヤツヤの黄色い卵焼きとは、似ても似つかない姿でした。
まず、色が黒い。表面は焦げで炭化寸前。ところどころ卵の色が見えるけど、焦げ茶色っぽくなっています。 そして、硬い。菜箸で掴もうとすると、まるで鉄板か、いや炭の塊か?というくらいカッチカチ。巻いたはずなのに層になってる気配もなく、ただただ硬い塊です。 匂いはもちろん焦げ臭い。一口食べると、卵の味よりも苦くてしょっぱい焦げの味しかしない…。
あの時、頭の中は「なんでこうなった!?」という疑問符と、「これ、何??」という衝撃でいっぱいでした。朝ごはんの主役になるはずが、完全に黒い失敗作オブジェ。
卵焼きマスターへの道は遠い(開き直り)
この黒くて硬い卵焼きは、もちろん美味しく食べられる代物ではありませんでした。悲しいけど、ごめんなさいしました…。
この失敗から学んだこと?それは、卵焼きって意外と奥が深い!ということです。火加減、油の量、巻くタイミング、全てが完璧に揃わないと、あの綺麗な卵焼きにはならないんですね…。簡単そうに見えて、実は繊細な技術が必要なんだと痛感しました。
今でも卵焼きは得意料理とは言えませんが、あの黒くて硬い謎物体を見るたびに、「あの頃はこんなこともあったな〜」とクスッと笑えるようになりました。
失敗は成功のもと…じゃなくても笑いのもと!
あなたのキッチンにも、忘れられない初料理の黒歴史、ありませんか?見た目はひどいけど、味はなんとかなった!とか、もう二度と作りたくない!とか。
誰にだって失敗はあります!特に料理は、ちょっとしたことで予想外の結果になるのが面白い(?)ところ。
「自分だけじゃないんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。失敗も笑い飛ばして、キッチンライフを楽しみましょう!次に卵焼きを作る時は、もう少し優しく火と向き合ってみようかな…。