熱々ドリアのはずが…まさかの「石器時代の遺物」爆誕!私の初ドリア黒歴史
ちょっと気取ってドリアを作ろうと思ったら…
皆さん、こんにちは!美味しい手料理を夢見て、キッチンで奮闘する日々、いかがお過ごしですか?
さて、今日の黒歴史は、見た目は華やかなのに「これ、私でもできそう!」と安易に手を出してしまったあいつ…そう、「ドリア」です。
ある休日、無性にカフェランチみたいな気分になりまして。でも外に出るのも億劫…せや!ドリア作ったろ!と閃いたんです。だって、ご飯にホワイトソースとチーズかけて焼くだけでしょ?楽勝じゃん!この時の私は、完全に調子に乗っていました。
レシピとにらめっこ、のはずが…
ドリアの要といえば、やっぱりホワイトソースですよね!市販のルーを使う手もあったんですが、ここはあえて「ちゃんと」作ってみようと思ったんです。小麦粉とバターを炒めて、牛乳を少しずつ入れて…レシピ通りにやった「つもり」でした。
最初はサラサラだったのに、牛乳を足していくと、あれ?なんかダマが…?慌てて泡立て器で混ぜるも、時すでに時間切れ。なんだか粒々が残って、なめらかさに欠けるソースになってしまいました。「まあ、焼けばなんとかなるっしょ!」…このセリフ、料理初心者あるあるですよね?はい、私もご多分に漏れず、ここで現実から目を背けました。
ご飯は、確か残りご飯があったはず!と、冷蔵庫から出してレンジでチン。具材は鶏肉と玉ねぎを適当に炒めて、塩コショウで味付け…したつもりだったんですが、この「つもり」がまた後で響いてくるんですねぇ。
耐熱皿にご飯を敷き、具材を乗せ、ダマ入りホワイトソースをトロ〜リ…とはいかず、ドテドテっとかけました。そして、チーズをたっぷり乗せて、いざオーブンへ!
オーブン任せの油断が招いた悲劇
レシピ通りに温度と時間を設定して、オーブンにお任せ。じーっとオーブンの中を覗き込んで、チーズが溶けてこんがりしていくのをワクワクしながら見ていました。「お!いい感じに色がついてきた!」ここでまた調子に乗って、「もっと美味しそうに!」と、少しだけ時間を延長。これが決定的な失敗だったかもしれません…。
ピーピー!と完成を告げるオーブンの音!待ちきれずに取り出しました。
うおおお!見た目は完璧!チーズはこんがりキツネ色…いや、ちょっとどころか結構焦げ付いてる?!まあ、焦げも香ばしくて美味しいよね!と自分に言い聞かせ、熱々のドリアをテーブルに運びました。
さあ、いざ実食!とスプーンを手に取り、ワクワクしながらスッと入れようとした、その時です。
「ガッ!!!!」
え…?なんか、硬いぞ…?
スプーンがご飯の層に全然入っていかないんです。まさか?!と力を入れてグリグリしてみると、ようやくご飯の層を突き破ったのですが、その感触は「ほっかほかご飯」とは程遠い、カッチカチの「何か」でした。
ホワイトソースは、オーブンで焼かれたことでダマがさらに主張を増し、なんだか分離した油っぽい層と粉っぽいダマの層に分かれていました。具材の鶏肉と玉ねぎは、味が薄すぎて存在感がゼロ。
そして、一番の衝撃は、その硬さと味のなさ。まるで何千年も前の地層から発掘された、水分も旨味も失われた「石器時代の遺物」のような物体が、そこに鎮座していたのです。
「これ…私が作ったドリア…?嘘でしょ…」
一口食べましたが、硬いご飯とダマソース、焦げたチーズのハーモニー(?)は、とてもドリアと呼べる代物ではありませんでした。熱々のはずなのに、スプーンが入らないほど硬いご飯と分離したソースのせいで、全体的な温度もムラがあり、部分的にぬるかったり…。
あのカフェで食べた、とろ〜りホワイトソースとチーズ、ふっくらご飯の美味しいドリアを想像していた自分を、心底呪いましたね。
黒歴史からの開き直り!
このドリア、一口でギブアップでした(泣)。無惨な姿の「石器時代の遺物」を前に、しばらく呆然としましたね。あんなに意気込んで作ったのに、結果がこれか…。
でも、この失敗から学んだことはたくさんあります! まず、ホワイトソースはダマになったら無理やり焼いてもごまかせないこと。 そして、ご飯はちゃんと温めてから使うこと。冷たいご飯はオーブンで加熱されても硬いまま、むしろ水分が飛んで余計硬くなる可能性があること。 さらに、オーブン任せにせず、焼き加減はちゃんと目で見て判断すること!
今思えば、ドリアって、意外と各工程に気を遣う料理だったんですね。ご飯の炊き具合、具材の味付け、ホワイトソースのなめらかさ、そして最後の焼き加減。楽勝だと思ってた自分が恥ずかしい!
でも!この失敗談、友達に話したら爆笑されたんです。「石器時代の遺物って!」「想像つくわ〜!」って。そうか、料理の失敗って、落ち込むだけじゃなくて、笑えるネタになるんだ!
失敗上等!笑い飛ばしましょ!
初めての料理、誰だって失敗はつきものです!「これ、私だけ?」「なんでうまくいかないの?」って落ち込むこともあるかと思います。でも、大丈夫!みんな通る道なんです!
私のように「石器時代の遺物」を生み出しちゃった人もいるんですから!(笑)
完璧な料理を目指すのも素敵ですが、時には肩の力を抜いて、失敗しちゃっても「まあいっか!」って笑い飛ばすのも大切だと思うんです。その失敗談が、誰かの共感を生んだり、笑い話になったりするなら、それはそれで最高の「隠し味」なのかもしれませんね!
皆さんの「これぞ黒歴史!」な失敗談も、ぜひぜひ聞かせてくださいね!一人じゃないって思えるだけで、なんだか心強いですから!
それでは、また次の黒歴史でお会いしましょう!