プルプルのはずが…まさかの「飲む杏仁豆腐」爆誕!
プルプル杏仁豆腐に憧れて…
皆さん、こんにちは!今日も元気に料理の黒歴史を晒していきますね!
今回挑戦したのは、夏にぴったりの涼やかなデザート、「杏仁豆腐」です。お店で食べるあの、とろけるようなプルプル食感が大好きで、「これ、自分で作れたら最高じゃん!」と、軽い気持ちで挑戦を決意しました。
使うのは杏仁霜と牛乳、砂糖、そして固めるためのゼラチン。材料も少なくて済むし、火にかける時間も短そうだし、何より「混ぜて冷やすだけ!」という情報に踊らされました。「私にもできる!きっと簡単!」と、脳内では既にプルプル杏仁豆腐を優雅に食す自分の姿が…!
レシピ通り…のはずだったのに?
意気揚々と材料を揃え、いざ調理開始です。
まず、レシピ通りにゼラチンを水でふやかします。ふむふむ、書いてある通りだ。次に、牛乳と杏仁霜、砂糖を鍋に入れて火にかけ、混ぜながら溶かします。杏仁の甘い香りがキッチンに広がり、「おお~!なんか本格的かも!」とテンションが上がります。
砂糖と杏仁霜がしっかり溶けたら火から下ろし、ここにふやかしたゼラチンを投入!「余熱で溶けます」と書いてあるので、ぐるぐる混ぜます。最初は塊があったゼラチンも、混ぜているうちにだんだん小さく…なったような、なってないような?
ここで、ちょっとした異変に気づき始めました。ん?なんか、底の方に白い粒々が沈んでない?
「いやいや、混ぜれば溶けるっしょ!」と、お構いなしに混ぜ続けましたが、どうにも完全に滑らかにならないんです。でも、レシピには「しっかり溶かす」とは書いてあるけど、「滑らかにするまで」とは書いてないし…(←都合よく解釈)。
まぁ、多分冷やせば馴染むだろう!という超楽観的な発想で、器に流し込み、粗熱を取っていざ冷蔵庫へ!「数時間後にはプルプルの杏仁豆腐が!」と、期待に胸を膨らませました。
衝撃の結末…これは飲み物?
冷蔵庫に入れて数時間。そろそろ固まったかな?と、わくわくしながら冷蔵庫を開けます。
「できた~!」と器を取り出し、プルプル度を確かめようとそっと傾けてみると…。
え?
サラサラ…?
そうです。期待していたプルプル感はどこへやら、器の中には、ただの白い液体が波打っていたのです!
底には、あの時の白い粒々がしっかり沈殿しています。杏仁の香りはするけれど、これはどう見ても「杏仁豆腐」ではなく、「杏仁味の白い飲み物」…!
「なんで!?」「ゼラチン入れたのに!」「ちゃんと冷やしたのに!」
しばし呆然。固まらない原因を考えますが、さっぱり分かりません。後で調べたら、ゼラチンはちゃんと溶かさないと固まらない、熱すぎたり冷たすぎたりする液体に入れるとダマになりやすい、なんて情報が出てきて、多分それが原因だったんだろうなと…。あの時の「白い粒々」が、溶けきらなかったゼラチンの残骸だったわけですね…。
結局、その「飲む杏仁豆腐」は、スプーンですくうこともできず、そのままグラスに移して飲む羽目に。味はそこそこ美味しかったのが、かえって虚しさを誘いました(笑)。
黒歴史からの学び(?)と開き直り
この飲む杏仁豆腐事件から学んだこと…それは、「ゼラチン、舐めたらアカン」ということですね!そして、「混ぜて冷やすだけ!」という言葉を鵜呑みにしてはいけない、と。
でも、おかげで今は「飲む杏仁豆腐」と聞くと、あの時の失敗を思い出して一人クスッとできます。料理って、失敗してもこうやって笑い話になるから、案外悪くないですよね?
プルプルにならなかったけど、これはこれで新しい飲み物の発見(?)だったのかもしれません。…いや、単なる失敗ですけど!
失敗上等!次こそはプルプルに!
私と同じように、「簡単そうに見えたのに、なぜか固まらなかった…」という経験をした方、いませんか?ゼラチン料理にトラウマがある方もいるかもしれませんね。
でも大丈夫!失敗は成功のもと(多分)!それに、みんな最初から完璧にできるわけじゃないんです。私だって、今でも時々謎の物体を生み出していますし(笑)。
失敗したって、笑い飛ばせばOK!「飲む杏仁豆腐」も、それはそれでアリ…かもしれませんしね!さあ、次の黒歴史…いや、次こそ成功する一品を目指して、またキッチンに立ちましょう!