ふっくら美味しいはずが…まさかの身崩れ&生臭い!私の初魚の煮付け黒歴史
魚の煮付け、美味しそう!と挑戦したものの…
「今日こそは、きちんと和食を作ってみよう!」
ある日の休日、私の料理熱が突然燃え上がりました。普段はパスタか炒め物くらいしか作らない私ですが、テレビで見た魚の煮付けが、それはそれは美味しそうで…。ホロホロの身に、味が染み込んだ煮汁。想像しただけで、白ご飯が何杯でもいけそうです。
スーパーで新鮮そうなカレイを見つけ、「よし、これだ!」と意気揚々と購入。レシピサイトを開いて、いざ、私の初・魚の煮付けチャレンジです!
レシピ通りのはずが、まさかの悪夢開始?
レシピには、魚の下処理から丁寧に書いてありました。 「熱湯をかけて臭みを取る」ふむふむ。言われた通り、沸騰したお湯をカレイにジャーッ! うーん、これでいいのかな? ちょっと白くなったけど、見た目がなんだか…。まあ、きっとこれが正解でしょう!
次に煮汁作り。醤油、みりん、酒、砂糖、水を分量通りに鍋へ投入。味見…うん、甘辛くて美味しそう!ここに魚を入れて、落し蓋をして煮る、と。簡単簡単!
魚をそーっと鍋に入れ、キッチンペーパーで即席の落し蓋をして、火にかけました。「弱火でじっくり煮ましょう」の文字を信じて、コトコト…。部屋中に、甘辛い良い香りが漂ってきました。この時はまだ、数分後に訪れる悲劇を知る由もなかったのです…。
衝撃の結末!鍋の中が「魚の残骸スープ」に…
レシピに書いてあった煮込み時間が経過。「そろそろかな?」とドキドキしながら落し蓋を取ってみると…
あれ…?
魚の形が、原型をとどめていない…? さっきまでピンとしていたカレイが、なんだかクニャクニャになって、あちこち身が崩れてしまっているじゃありませんか! お皿に移そうと箸を入れたら、もうダメ。身がポロポロと崩れ落ちて、鍋の中は魚の残骸が散らばった煮汁スープと化しました。
そして、立ち込める香り…。部屋中に漂っていた甘辛い香りに混じって、なんだか生臭い匂いがフワッと鼻をかすめます。あれだけ下処理したはずなのに、どうして…?
恐る恐る、崩れた身を一口。「……………。」
味が、染みてない!!
煮汁は甘辛いのに、魚の身は無味。そして、どこか生臭い…。見た目は「魚の残骸スープ」、味は「味の薄い生臭い魚の湯煮」といった、なんとも言えない物体が出来上がってしまったのです。
あの時のショックと言ったら…。美味しそうな魚の煮付けを夢見ていたのに、現実はこれか!と、キッチンで一人、崩壊した魚を前に固まってしまいました。
黒歴史からの学び(?)と今の心境
結局、あの日の夕飯は、急遽作った卵かけご飯になりました…。崩壊した魚の煮付けは、泣く泣くサヨナラ。
あの失敗から学んだこと…ですか?うーん、魚の下処理は思った以上に重要らしい、とか、煮る時の火加減や触り方も大事なんだろうな、とか、色々あるんでしょうね。でも、一番強く感じたのは、「魚料理、難しすぎ!!」ということでしょうか(笑)。
今でも魚売り場でカレイを見るたびに、あの日の「魚の残骸スープ」が脳裏をよぎります。トラウマかな?
大丈夫、みんな「黒歴史」がある!
私の初・魚の煮付けは、完璧とは程遠い、むしろ笑えるくらいの失敗作でした。でも、きっと誰にだって、初めての料理で「うわぁ…やってもうた…」みたいな黒歴史の一つや二つ、ありますよね?
見た目がグチャグチャでも、味がイマイチでも、一生懸命作ったことに変わりはありません! その失敗談こそが、後々笑い話になる宝物(?)なんです。
この記事を読んで、「あ、私だけじゃないんだ」とクスッと笑ってもらえたら嬉しいです。さあ、あなたも一緒に、料理の失敗談を笑い飛ばしましょう!