ふわとろのはずが…まさかの卵焼き丼爆誕！私の初親子丼黒歴史
憧れの「ふわとろ」親子丼への挑戦！
皆さん、こんにちは！今日の「私の初料理黒歴史」は、和食の定番、みんな大好き親子丼の失敗談です。
一人暮らしを始めて、「そろそろ自炊も頑張らなきゃな〜」と思っていた頃。色々ある料理の中でも、親子丼ってなんだか簡単そうじゃないですか？鶏肉と玉ねぎを煮て、卵でとじるだけ！しかも、卵がトロットロの「ふわとろ」になったら、絶対美味しいに決まってる！
そう思った私は、早速スーパーで材料を買い込み、胸を躍らせながら初めての親子丼作りに挑戦したのでした。
レシピ通りにしたはず…なのに？
ネットで「簡単 親子丼 レシピ」と検索して出てきた、一番シンプルそうなレシピを参考にしました。
まずは鶏肉を切って、玉ねぎもスライスして…よし、準備万端！ 小鍋にだし汁、醤油、みりん、砂糖を入れて火にかけ、そこに鶏肉と玉ねぎを投入。「煮立ったらアクを取って…」ふむふむ。だんだん玉ねぎがしんなりしてきて、いい匂いがしてきました。「これはいける！」と確信した瞬間です。
そして、いよいよクライマックス！溶き卵を回し入れる工程です。レシピには「菜箸を伝わせるように、全体にゆっくり回し入れる」と書いてあります。おっしゃ、やってやるぜ！と意気込んで、恐る恐る卵を投入しました。
ここまでは完璧だったんです…多分。
衝撃の鍋の中！「ふわとろ」はどこへ消えた？
卵を入れ終わった後、「蓋をして半熟になったら火を止める」と書いてあったので、言われた通り蓋をしました。数秒経って…ドキドキしながら蓋を開けると…
そこにあったのは、私が夢に描いた「ふわとろ」の景色ではありませんでした。
な、なんじゃこりゃああああ！
卵が…卵がですね、まるでフライパンで焼いた卵焼きみたいに、カッチカチに固まっているんですよ！しかも、鶏肉や玉ねぎとがっちりスクラムを組んで一体化してるんです。「半熟」どころか、見るからにしっかり火が通っていて、箸で持ち上げると一枚の板みたいになっていました。
え…？なんで…？
私のイメージでは、卵は出汁の中でふわっと広がり、優しく鶏肉たちを包み込むはずでした。それがどうでしょう、まるで「お前ら、逃げるんじゃねぇぞ！」とでも言っているかのように、具材の上に分厚い卵のフタが乗っかっている状態です。
慌てて火を止めましたが、時すでに遅し。卵は完全に固まって、もはや「卵とじ」を通り越して「卵焼き」の域。
見た目は卵焼き、味は…？
気を取り直して、丼にご飯をよそい、その上に崩れないように慎重に、固まった具材たちを乗せました。
完成した私の人生初親子丼は、遠目に見れば親子丼の形はしていましたが、近くで見るとその表面はツルンとしていて、明らかに普通の親子丼とは違います。「これ、ご飯の上に卵焼き乗せただけじゃないの…？」という見た目です。
いざ、実食。
一口食べてみると…うーん。味は、まぁ、食べられないことはないんです。出汁の味もするし、鶏肉も柔らかい。でも、やっぱり一番の主役である卵が、完全に脇役どころか「ただの固い塊」になってしまっています。口の中でふわっととろけるはずの卵がないだけで、こんなにも親子丼って別の料理になるんだ…と、ちょっぴり悲しくなりました。
これは親子丼じゃない…これは「卵焼き乗せ鶏肉玉ねぎご飯」だ…！
黒歴史からの（自虐的な）学び
この失敗から学んだこと。それは、「卵は本当にデリケート」だということ！ちょっと火にかけすぎただけで、あっという間に固まってしまうんですね。あと、溶き卵の混ぜ方とか、入れるタイミングとか、奥が深いんだなと痛感しました。
この「卵焼き丼」は、見た目のシュールさと味の微妙さから、私の初料理黒歴史として強く心に刻まれました。でも、全部自分で作ったんだ！という達成感（？）と、一口食べれば「あ、これ失敗したやつだ！」と分かる面白さ（？）はありました。
今では、あの頃よりは少しはマシな親子丼を作れるようになりましたが、「ふわとろ」への道はまだまだ遠いです。あの時のカッチカチ卵焼き丼を思い出すと、今でもクスッと笑ってしまいます。
失敗も、きっと美味しい思い出になる！
料理って、本当にやってみないと分からないことだらけですよね。レシピ通りにしたつもりでも、火加減やタイミング一つで全然違うものになっちゃう。
でも、そんな失敗があるからこそ、「次はこうしてみよう」「ここは気をつけよう」って学べるんですよね。そして、失敗談は最高のネタになります！
「ふわとろのはずがカッチカチ！」なんて、友達に話したらきっと笑ってくれます。そして、「あー、私もあるある！」って共感してくれる人もいるはず。
料理初心者さん、料理が苦手だな〜って思ってる皆さん！失敗したって全然大丈夫！むしろ、失敗こそがあなたの「面白料理ストーリー」になるんです。
さあ、あなたの初料理黒歴史も、ぜひ笑い話に変えちゃいましょう！大丈夫、一人じゃないですよ！