ふわふわのはずが…ゴムみたい!?私の初ホットケーキ黒歴史
憧れの「カフェ風ふわふわ」ホットケーキ
こんにちは!みなさん、お料理で「あれ?想像と全然違うものができた…」なんて経験、ありますか?
私は、それはもう星の数ほど(大げさ?)あります!特に、初めて「ちゃんと」料理に挑戦した頃は、まさに黒歴史の宝庫でした…。
今回は、私の数ある黒歴史の中でも、見た目のインパクトが強烈だった「初めてのホットケーキ作り」についてお話ししたいと思います。
当時、私はカフェで出てくるような、分厚くて、切ると「シュワ〜」って音がしそうな、あの「ふわふわ」なホットケーキに猛烈に憧れていました。
「よし、自分で作ってみよう!」
と、意気込んで市販のホットケーキミックスを買ってきたんです。パッケージには美味しそうな写真が載っていて、「誰でも簡単!」の文字。これなら私にもできるはず!と、期待に胸を膨らませていました。
レシピ通りのはずが、怪しい泡…?
パッケージの裏に書いてあるレシピを真剣に読みました。「卵と牛乳を混ぜて、ホットケーキミックスを加えて…」。よし、完璧!
ボウルに卵を割り入れ、牛乳を計量カップで測って投入。泡だて器でシャカシャカ混ぜます。ここまでは順調!
次に、いよいよホットケーキミックスを投入!粉が飛び散らないようにそっと入れ、混ぜ始めました。
レシピには「粉っぽさがなくなるまで混ぜる」とあります。「よし、粉っぽさがなくなるまで…」と、ついつい張り切って混ぜすぎたのが、今思えば最初の落とし穴だったのかもしれません…。
一生懸命混ぜていると、生地がだんだんドロっとしてきて、なんだか妙な「粘り」が出てきました。そして、よく見ると生地の表面にプツプツと小さな泡が…。あれ?こんな感じだっけ?と思いながらも、「これが膨らむための空気かな!」なんて都合よく解釈していました。
そして、熱したフライパンに生地をそ〜っと流し込みます。「ぷつぷつと泡が出てきたらひっくり返す」と書いてあるので、じっと観察。
…待てど暮らせど、表面に出てくるのは、最初に生地に混ぜ込んだ時にできたと思しき小さな泡だけ。あの、絵にかいたような「大きなポコポコ泡」は一向に出てきません!
衝撃の「ゴム板」ホットケーキ爆誕!
不安になりつつも、頃合いを見計らって(完全にカンです)エイッとひっくり返すと…。
え…?薄い…?
パッケージのあの分厚いホットケーキの面影はどこにもありません。しかも、なんだか表面がツルッとしていて、焼き色もムラがあります。
さらに焼いていると、生地が全然膨らまないことに気づきました。どころか、なんだか縮んでいるような…?
そして、ついに完成したのが、こちらです!
…と言いたいところですが、お見せできないのが残念なくらい、それはひどいものでした。
見た目は、まるで薄くて灰色のゴム板!触ってみると、弾力があるような、ないような…ペッタンコで、フワフワ感ゼロ。
意を決してナイフを入れてみると…スッと切れるというより、粘りながら引きちぎれるような感触。断面も詰まっていて、全然気泡がありません!
勇気を出して食べてみると、味はまぁ、ほんのり甘いような気もするけれど、食感が完全にゴム!!口の中でモグモグしても、なかなか噛み切れず、まるで駄菓子の伸びる飴みたいでした。
「え…これ、本当にホットケーキミックスで作ったの…?」
自分の作った物体が信じられなくて、しばらく呆然としてしまいました。あのカフェ風ふわふわホットケーキのイメージは、完全に打ち砕かれた瞬間でしたね…。
黒歴史からの学び(?)と開き直り
このゴム板ホットケーキ事件から学んだこと。それは、
- 「簡単」と書いてあっても、油断は禁物!
- レシピの「粉っぽさがなくなるまで」は、「混ぜすぎない」という意味も含まれるらしい(後から調べました…)。
- とにかく、混ぜすぎはロクなことにならない!
ということでしょうか。
あの時作ったゴム板ホットケーキは、もったいないと思いつつも、結局食べきれませんでした…。家族にも見せられず、こっそり処分したのも良い思い出(?)です。
今では、ホットケーキミックスを使えばそこそこ普通のホットケーキが作れるようになりましたが、あの時のゴム板の衝撃は忘れられません。
でも、こんな失敗談も、今となっては笑い話。初めての料理は、誰にでも失敗はつきものですよね!
「あ〜、私だけじゃなかったんだ!」って、この記事を読んで少しでもクスッと笑ってもらえたり、「私もやったやった!」と共感してもらえたりしたら嬉しいです。
料理の失敗も、きっと後々笑える日が来ます!一緒に黒歴史を笑い飛ばしましょう!