理想はサクサク、現実はガチガチ!私の初クッキー黒歴史
お菓子作り、意外とハードル高くない?そう思ってたんです…
料理はまあ、失敗もするけど何とかなるかな?なんて思っていた頃。ふと「手作りお菓子なんてどうだろう!」と思い立ちました。クッキーって、材料混ぜて焼くだけでしょ?簡単簡単!可愛い型抜きとかしたら楽しいだろうな〜、なんて完全にナメていたんです。
記念すべき初お菓子に選んだのは、定番の型抜きクッキー。ネットで「初心者でも失敗しない!」というレシピを見つけ、ウキウキしながら材料を買い揃えました。バターを常温に戻す?面倒くさいな、レンジでチン!砂糖と混ぜる?はいはい、ぐるぐる混ぜればいいんでしょ!卵?えいっ!薄力粉?ふるうって書いてあるけど、まあいっか!そのままドバーッ!…今思えば、この時点で既に黒歴史への片道切符を購入していたようです。
レシピ通り(のつもり)なのに、どうしてこうなった!?
生地を混ぜている段階で、なんかちょっとベタつくような…?でも「初心者向けレシピだし大丈夫だろう」と謎の自信で突き進みます。冷蔵庫で寝かせる工程も「早く焼きたい!」という気持ちが勝って、ほんの少しだけ。「生地が硬くなったら型抜きしやすくなる」という言葉を完全に無視しました。
いざ型抜き!…しようとしたら、生地が柔らかすぎて型にまとわりつく!ラップに挟んで無理やり伸ばしたり、粉を大量にまぶしたりと悪戦苦闘。なんとか形になったものを天板に並べ、オーブンへ。
レシピには「170℃で12分」と書いてあります。「よし!」と思って焼き始めましたが、12分経ってもなんか色が薄い…。「もうちょっとかな?」と追加で数分。「うん、いい焼き色になってきた!」とオーブンから取り出しました。見た目は…うん、まあまあかな?ちょっと膨らみが足りないような気もするけど、手作りって感じ!
衝撃の焼き上がり…これはクッキー、いや、凶器!?
粗熱が取れるまで待って、いざ実食!サクッとした食感を想像しながら、一つ手に取り口へ運びました。そして…
「ガリッ!!」
あれ?なんか硬い…?いや、硬いどころじゃない。これはもう、サクッと割れる感じとは完全に無縁の、石のような物体です。歯が折れるかと思いました。急いで他のクッキーも触ってみると、全部カッチカチ!まるで土器を焼いたかのようです。
「なんで!?レシピ通りにやったのに!」と叫びそうになりましたが、過程を思い出してみると、常温バターとかふるいとか寝かせるとか、結構すっ飛ばしてる…。そうか、料理って、こういう細かいところが大事なんだ…。
見た目はそこそこクッキーなのに、中身は完全に石ころ。一口かじって「無理…」となった私は、誰にも見つからないようにコッソリとそれらを袋に詰め、燃えないゴミの日に処分したのでした。あの時の石ころクッキーたちは、今頃どこかで静かに眠っているのでしょうか…。
失敗は成功のもと…?いや、とりあえず笑い話にしよう!
あのガチガチクッキー事件以来、私はお菓子作りが少しトラウマになりました(笑)。でも、あの時の衝撃的な硬さは忘れられません。今では「私の初クッキーは石ころだったんだよ!」と笑い話にしています。
料理やお菓子作りって、レシピ通りにやってもなぜかうまくいかないこと、ありますよね。材料の少しの差だったり、混ぜ方だったり、火加減だったり…本当に奥が深いです。でも、失敗したっていいじゃないですか!誰かに迷惑をかけたわけじゃないし(ゴミ箱にはかけたけど)、こうして笑い話のネタになるんですから!
あなたにも、そんな「これぞ黒歴史!」という手料理の失敗談、ありませんか?大丈夫、みんな最初はそんなものです。失敗を恐れず、美味しいものへの探求心を忘れずに、これからも楽しく(?)料理していきましょう!失敗談は、ここでシェアして一緒に笑い飛ばしちゃいましょうね!