ソース味どこ行った?まさかの水浸しベチャベチャ焼きそば爆誕!私の初焼きそば黒歴史
「焼きそばなんて簡単じゃん?」と思ったのが間違いだった
料理に目覚め始めた(と言っても、まだ卵焼きがギリギリ形になるかならないかレベル)頃のことです。そろそろレパートリーを増やしたいな〜、でも凝ったものは無理!と思っていた私にとって、「焼きそば」は希望の星でした。
だって、麺と野菜を炒めて、ソースで味付けするだけ! 簡単そうじゃないですか? パッケージの裏を見ても、「炒めるだけ」みたいなことが書いてある。これなら私にもできる!と、意気揚々と挑戦することにしました。
麺が!麺が言うことを聞かない!そして水分過多の悲劇
まずは野菜を切って、フライパンで炒め始めます。ここまでは順調。野菜がしんなりしてきたところで、いよいよ主役の麺を投入!
レシピには「麺をほぐしながら炒める」と書いてあります。よし、ほぐすぞ!と箸で一生懸命つっつきますが、スーパーで買った袋麺は、カチッと固まったまま、全然ほぐれてくれません。「あれ?なんで?」と焦り始めます。
焦げ付きそうになるフライパンを見て、さらに焦る私。「やばい、このままじゃ麺が炭になる!」と、咄嗟に思いついたのが、「水を足す」という荒業でした。いや、レシピにはそんなこと書いてなかったんですけどね?でも、これで麺がほぐれるはず!と思って、ジャバジャバと水を少量(と思いたい)加えてしまいました。
すると、麺は少しだけほぐれたものの、フライパンの底に水が溜まり始めました。あれ?なんか違うぞ…?
これは焼きそば…なのか?衝撃の出来上がり
そんな水浸しになりかけた麺と野菜を無理やり混ぜ合わせ、いよいよソース投入!ソースを全体に絡めようと必死で混ぜますが、すでにフライパンの中は水と油と麺が混ざり合った謎の液体に満たされています。ソースは液体に溶け込み、麺や具材に均一に絡むどころではありません。
混ぜれば混ぜるほど、野菜からも水分が出てきたのか、フライパンの中はますます水っぽく…。「焼きそば」というよりは、「野菜たっぷりソース味スープに麺が浸かっている何か」という衝撃的な見た目になってしまいました。
お皿に盛り付けてみましたが、水っぽすぎて湯気がすごい。そして、期待していた香ばしいソースの香りではなく、水っぽい湯気と、なんともぼやけたソースの匂いが漂っています。
意を決して一口パクリ。
…ベチャベチャ。
麺はコシも何もあったもんじゃない、フニャフニャのブヨブヨ。ソースの味も水分で薄まりきっていて、塩辛いわけでも甘いわけでもなく、なんとも締まらないぼやけた味。「これ、本当に焼きそば!?」と、自分の舌を疑いたくなるひどい代物でした。
黒歴史からの学び(?)と、開き直りのメッセージ
私の初焼きそばは、まさに「水浸しベチャベチャ」という見るも無残な黒歴史として、私の脳裏に深く刻まれました。「簡単」だと思って手を出すと、痛い目を見ることもあるんですね…。
後から知ったのですが、焼きそばの麺って、炒める前にレンジでチンしてほぐれやすくしたり、少量の水で「蒸し焼き」みたいにするとうまくいくらしいです。あの時の私は、そんな知恵は露ほどもなく、ただただ焦って水をジャバジャバ…そりゃ失敗するわけだ!
この失敗のおかげで、私は学びました。 「簡単そう」は信用するな! そして、焦って水を足すな! (当たり前)。
でも、この水浸しベチャベチャ焼きそば、見た目はひどかったけど、完食しましたよ?ええ、意地で。そして、この失敗を人に話すと、なぜかウケるんですよね。私の「水浸しベチャベチャ焼きそば」は、美味しい思い出にはならなかったけど、笑えるネタにはなったのです!
手料理の失敗って、落ち込むこともありますけど、こうして笑い話にしちゃえば、なんだか愛おしい黒歴史に変わる気がしませんか?「簡単そう」に見えて、私のように盛大に失敗した経験、きっと皆さんにもありますよね?大丈夫、自分だけじゃないですよ!一緒に笑い飛ばしましょう!